【特集】「月」に関係する有名なことわざ・慣用句・四字熟語一覧

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月火水木金土日が付くことわざ慣用句 【特集】ことわざ・慣用句・四字熟語

「月とすっぽん」「月夜に提灯」など、日本語には「月」を使ったことわざ・慣用句・四字熟語が数多く存在します。
夜空に輝く神秘的な月は、古来より日本人の心をとらえ、様々な表現を生み出してきました。

本記事では、日本語の豊かな表現力を感じられる「月」にまつわることわざ・慣用句を厳選し、意味や使い方、例文までわかりやすく解説します。

自然の美しさ、人生の教訓、比喩表現など、言葉の知識を深めたい方必見の内容です。

「月」に関連する ことわざ

月とすっぽん(つきとすっぽん)

意味・教訓:二つのものが比較にならないほど非常に異なっていることのたとえ。
丸い形は似ていても、天に輝く月と泥の中にいるすっぽんでは大違いであることから。
例文:彼と私では、実力は月とすっぽんだ。

月夜に提灯 (つきよにちょうちん)

意味・教訓:明るい月夜に提灯を灯すことから、不必要なもの、無駄なもののたとえ。場違いであること。
例文:今さら彼の助けを借りるのは、月夜に提灯だよ。

月に叢雲、花に風 (つきにむらくも、はなにかぜ)

意味・教訓:良いことにはとかく邪魔が入りやすく、長続きしないものだというたとえ。
好事魔多し。美しい月も雲に隠れ、美しい花も風に散らされる運命にあることから。
例文:優勝候補と言われていたが、月に叢雲、花に風で、まさかの予選敗退となってしまった。

月満つれば則ち虧く (つきみつればすなわちかく)

意味・教訓:物事は頂点に達すると、あとは衰えに向かうものであるという戒め。
満月がやがて欠けていくように、栄華もいつまでも続くものではないこと。
例文:月満つれば則ち虧く、というから、今の成功に油断してはいけない。

歳月人を待たず(さいげつひとをまたず)

意味・教訓:時間は人の都合に関係なく過ぎていくため、時間を無駄にしてはいけないという戒め。
例文:歳月人を待たず。今できることを精一杯やろう。

月日に関守なし(つきひにせきもりなし)

意味・教訓:月日の流れは誰も止めることができないということ。時間は貴重であるという教え。
例文:月日に関守なし。時間は大切にしなければならない。

月夜に釜を抜かれる (つきよにかまをぬかれる)

意味・教訓:明るい月夜に釜を盗まれるように、ひどく油断していること、間抜けであることのたとえ。
例文:あんな簡単な詐欺に引っかかるなんて、まるで月夜に釜を抜かれたようなものだ。

「月」に関連する慣用句

月日が経つ(つきひがたつ)

意味・教訓:時間が経過すること。
例文:彼と出会ってから、あっという間に月日が経った。

月並み(つきなみ)

意味・教訓:毎月決まって行われること。転じて、ありふれていて平凡なこと、新鮮味がないこと。
例文:彼の発想は、どうも月並みで面白みに欠ける。

「月」に関連する四字熟語/故事成語

月下氷人 (げっかひょうじん)

意味・教訓:男女の縁を取り持つ人、仲人のこと。唐の時代の二つの故事、
「月下老人(月夜に現れ、男女の足首を赤い糸で結ぶ老人)」と「氷上人(氷の下にいる人と語り、男女の仲を取り持った人)」が合わさった言葉。
例文:彼は私たちの結婚の月下氷人となってくれた。

花鳥風月(かちょうふうげつ)

意味・教訓:自然の美しい景色のこと。また、そのような自然の風物を題材にした詩歌や絵画などの風流を楽しむこと。
例文:都会の喧騒を離れ、花鳥風月を楽しむ。

鏡花水月(きょうかすいげつ)

意味・教訓:鏡に映った花や水面に映った月のように、目には見えるが手に取ることのできない、儚(はかな)いもののたとえ。
詩歌や文章における、奥深く微妙な趣を表すこともある。
例文:幸せを追い求めることは、鏡花水月のごとく、儚いものかもしれない。

披星戴月(ひせいたいげつ)

意味・教訓:星をまとい月を頭にいただく意から、朝早くから夜遅くまで屋外で一生懸命働くこと。
労苦を重ねるさま。
例文:父は家族のために披星戴月、身を粉にして働いた。

閉月羞花
(へいげつしゅうか)

意味・教訓:月も隠れ、花も恥じらうほどの、非常に美しい女性の容姿を形容する言葉。
絶世の美女のたとえ。
例文:彼女は閉月羞花の美貌の持ち主だ。

明鏡止水(めいきょうしすい)

意味・教訓:曇りのない鏡と静止した水面のように、邪念がなく、澄みきって落ち着いた心境のこと。
例文:彼は明鏡止水の境地で座禅を組んだ。

花容月貌(かようげつぼう)

意味・教訓:花のように美しく、月のように艶やかな顔かたち。美しい女性の容姿をたとえる言葉。
例文:彼女の花容月貌に、誰もが見とれた。

光風霽月(こうふうせいげつ)

意味・教訓:雨上がりの晴れた日に吹くさわやかな風と、澄みきった月。
心が清らかでわだかまりがなく、さっぱりしていることのたとえ。
また、そのような人物や、よく治まった世の中を指すこともある。
例文:彼の光風霽月な人柄に、多くの人が惹かれる。

清風明月(せいふうめいげつ)

意味・教訓:清らかな風と明るく澄んだ月。美しい自然の風景。
また、風流な遊びや、俗事から離れた清らかな心境を指すこともある。
例文:清風明月を友として、静かな夜を楽しむ。

雪月花(せつげつか)

意味・教訓:冬の雪、秋の月、春の花。四季折々の美しい自然の景物。
また、それらを題材にした風流な遊びや芸術のこと。
例文:日本の美意識は、雪月花に象徴される。


【特集記事】週(月・火・水・木・金・土・日)のことわざ・慣用句・故事成語・四字熟語

月・火に関係する有名なことわざ・慣用句・故事成語・四字熟語の一覧記事です。

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