【特集】誤用されがちな ことわざ、四字熟語、慣用句

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言葉は私たちのコミュニケーションを豊かに彩りますが、中には意味や使い方を間違えやすいものも少なくありません。
「知っているつもり」で使っていた言葉が、実は本来の意味と違っていた…そんな経験はありませんか?

この記事では、日常会話や文章でよく見聞きするけれど、誤用されがちなことわざ、慣用句、故事成語、四字熟語をピックアップ。
それぞれの正しい意味と、なぜ間違いやすいのか、そして正しい使い方を分かりやすく解説していきます。

意味を間違いやすいことわざ、慣用句、故事成語、四字熟語、表現

意味を間違いやすい「ことわざ」

表現本来の意味誤用・誤解の例
情けは人の為ならず人に情けをかけると、自分にも返ってくる情けをかけると相手のためにならない
出る杭は打たれる目立ちすぎると妬まれる、攻撃される勝手な行動をすると叩かれる
破れ鍋に綴じ蓋どんな人にもふさわしい相手がいるダメな者同士

意味を間違いやすい「故事成語」

表現本来の意味誤用・誤解の例
画竜点睛を欠く最も肝心な点が欠けている余計な手出しで台無しにする
(蛇足との混同)
破天荒今まで誰も成し得なかったことをする型破り、めちゃくちゃ
食指が動く興味・関心が湧いて心が動く食欲が出る

意味を間違いやすい「慣用句」「表現」

表現本来の意味誤用・誤解の例
流れに掉さす時流に乗る(または逆らう)邪魔をする、便乗する
煮詰まる話し合いなどが進んで結論が出せる段階になる行き詰まって進まなくなる
檄を飛ばす自分の主張を広めて人を奮い立たせる激励する
敷居が高い不義理などで訪問しにくい高級・格上で入りにくい
失笑する思わず吹き出して笑うあきれて笑う、冷笑する
ぞっとしないあまり感動しない、感心しない怖くない
役不足実力に対して役目が軽すぎる自分には荷が重い
的を射る要点を正確に突く的を得る
御の字十分満足できる水準最高ランクの評価
気が置けない遠慮がいらない、気軽に接することができる気が許せない
憮然失望してぼんやりしている様子怒っている
気の置ける相手遠慮や気遣いが必要な相手親しい相手
悪びれる遠慮したり怯えたりすること開き直る・反省しない
情けない恥ずかしい、みっともないかわいそう・気の毒
雨模様今にも雨が降りそうな天気すでに雨が降っている
なし崩し少しずつ進める、崩す曖昧にしてごまかす
うがった見方本質を突いた見方ひねくれた、疑い深い
おもむろに落ち着いてゆっくりと突然・急に
藪から棒突然、脈絡がない乱暴、強引
確信犯正しいと信じて行う犯罪悪いと知りながら行う犯罪
他力本願仏の力にすがる信仰的な態度他人任せにすること

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