【特集】「哀れ」を感じる ことわざ・慣用句・四字熟語・故事成語

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心が締め付けられるような悲しみ、誰かを気の毒に思う気持ち、そして、ふと感じる世のはかなさ。
「哀れ」という言葉には、一言では言い表せない深い感情が込められています。
この記事では、「哀れ」に関連する様々なことわざ、慣用句、故事成語、四字熟語を集め、その豊かなニュアンスを探ります。

悲しみ・嘆きを表す言葉

ことわざ

  • 泣きっ面に蜂(なきっつらにはち):
    困っているところに、さらに悪い出来事が重なることのたとえ。不運の連続。

慣用句

  • 悲嘆に暮れる(ひたんにくれる):
    深い悲しみに沈み、どうすることもできずにいる状態。
  • 断腸の思い(だんちょうのおもい):
    はらわたがちぎれるほど、つらく悲しい思い。耐え難い悲しみ。
  • 胸が塞がる(むねがふさがる):
    悲しみや心配事で気分が晴れず、気がめいること。
  • 袖を絞る(そでをしぼる):
    涙でぐっしょり濡れた着物の袖を絞るほど、激しく泣き悲しむ様子。
  • 涙に暮れる(なみだにくれる):
    悲しみのあまり、涙を流し続けて日々を過ごすこと。
  • 声を詰まらせる(こえをつまらせる):
    悲しみや感動などの強い感情で、声がスムーズに出なくなること。

四字熟語

  • 悲憤慷慨(ひふんこうがい):
    世の中の不正や自身の運命などを悲しみ、憤り、嘆きいきどおること。
  • 哀別離苦(あいべつりく):
    愛する者と別れる苦しみ。仏教で説く人生の基本的な四苦八苦の一つ。
  • 多愁善感(たしゅうぜんかん):
    感受性が豊かで、物事に感じてはすぐ愁いを帯びること。感じやすく、悲しみやすい性質。

同情・不憫さ・気の毒さを表す言葉

慣用句

  • 見るに忍びない(みるにしのびない):
    相手の状況があまりに気の毒で、まともに見ていられない気持ち。
  • 胸が痛む(むねがいたむ):
    他人の不幸や苦しみを見聞きして、自分もつらく感じること。同情の念。
  • 身につまされる(みにつまされる):
    他人の不幸や苦しみが、自分のことのように切実に感じられ、同情する気持ち。
  • 同情を禁じ得ない(どうじょうをきんじえない):
    相手の境遇に対して、同情せずにはいられない気持ち。
  • 袂を濡らす(たもとをぬらす):
    涙を流すこと。特に、他人の不幸などに同情して涙すること。
  • もらい泣き(もらいなき):
    他人が泣いているのを見て、つい自分も一緒に泣いてしまうこと。
  • お涙頂戴(おなみだちょうだい):
    聞く人や見る人の同情心に訴えかけ、涙を誘おうとすること。

故事成語

  • 判官贔屓(ほうがんびいき):
    弱い立場にある者や敗者に同情し、肩を持つこと。(源義経への同情から生まれた言葉)

寂しさ・はかなさ・物悲しさを表す言葉

ことわざ

  • 秋の日は釣瓶落とし(あきのひはつるべおとし):
    秋の日の暮れるのが非常に早いことのたとえ。転じて、物事の移り変わりや人生のはかなさを表す。
  • 人生朝露の如し(じんせいちょうろのごとし):
    人の一生は、朝の露が日が昇ると消えてしまうようにはかないものである、ということ。
  • 枯れ木も山の賑わい(かれきもやまのにぎわい):
    つまらないものでも、ないよりはあった方がましであることのたとえ。寂しさを紛らわす存在。

四字熟語

  • 諸行無常(しょぎょうむじょう):
    この世の万物は常に変化し続け、少しもとどまるものはないということ。世のはかなさを表す仏教語。
  • 有為転変(ういてんぺん):
    世の中の全ての事象は、常に移り変わり、変化していくものであるということ。諸行無常と類義。
  • 一場の春夢(いちじょうのしゅんむ):
    春の夜に見る夢のようにはかないことのたとえ。人生や栄華のはかなさ。
  • 泡沫夢幻(ほうまつむげん):
    水の泡(泡沫)やまぼろし(夢幻)のように、はかなく消えやすいもののたとえ。
  • 孤城落日(こじょうらくじつ):
    ぽつんと孤立した城と、沈みゆく夕日。勢いが衰え、助けもなく心細く頼りない様子のたとえ。

まとめ

悲しみ、同情、そして無常観。
今回は「哀れ」にまつわる多様な言葉をご紹介しました。
これらの表現は、私たちが抱く様々な「あはれ」の感情を理解し、受け止める手助けとなるかもしれません。
言葉の持つ繊細な響きを感じながら、自他の心への理解を深めていただければ幸いです。

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