「有言実行」の意味 – 言ったことは成し遂げる
「有言実行」とは、口に出して言ったこと(有言)を、必ず実際に行う(実行)ことを意味する四字熟語です。
自分で宣言した目標や約束したことに対して、責任を持って最後まで成し遂げる態度や行動を指します。
周りに目標を公言することで自らを奮い立たせ、それを達成しようと努力する、強い意志や誠実さを示す言葉として使われます。
「有言実行」の語源 – 言葉の成り立ち
「有言実行」には、特定の故事や古典に由来する明確な語源はありません。
比較的新しく使われるようになった言葉と考えられています。
- 有言(ゆうげん):言葉に出して言うこと。宣言すること。
- 実行(じっこう):実際に行うこと。成し遂げること。
この二つの言葉を組み合わせ、「言ったことは実行する」という意味を表す四字熟語として定着しました。
黙って行うことを美徳とする「不言実行(ふげんじっこう)」という言葉があり、それと対比する形で使われることも多いです。
「有言実行」の使用場面と例文 – 宣言と達成
目標達成への決意表明や、公約・約束の実現、言動が一致している人物評など、様々な場面で使われます。
- 新年の抱負や目標を宣言する時。
- リーダーが方針や目標を掲げ、チームを導く時。
- 約束を守り、信頼できる人物であることを示す時。
- 言ったことを着実に成し遂げる人を評価する時。
例文
- 「彼は常に有言実行で、一度やると決めたことは必ずやり遂げる。」
- 「今年の目標は資格取得です。有言実行できるよう頑張ります!」
- 「リーダーに必要なのは、方針を明確に示し、それを有言実行する力だ。」
- 「口だけでなく、有言実行で示すことが信頼に繋がる。」
「有言実行」の類義語 – 言葉と行動の一致
言葉にしたことと行動が一致している状態を示す言葉です。
- 言行一致(げんこういっち):言うことと行うことが同じであること。「有言実行」と非常に近いですが、「有言実行」は特に「先に宣言する」ニュアンスが強い場合があります。
- 公言実行(こうげんじっこう):公の場で言ったことを実行すること。
- 約束を果たす:交わした約束を守り、実行すること。
「有言実行」の対義語 – 言葉と行動の不一致
言うことと行うことが一致しない状態や、黙って実行する態度を示す言葉です。
- 不言実行(ふげんじっこう):あれこれ言わず、黙ってなすべきことを実行すること。「有言実行」の直接的な対義語とされます。
- 有口無行(ゆうこうむこう):口では立派なことを言うが、実際の行動が伴わないこと。
- 口先だけ:言葉だけで、実際の行動や中身がないこと。
- 言うだけ番長:威勢の良いことばかり言うが、実行しない人を揶揄する俗語。
「有言実行」の英語での類似表現 – Walk the Talk
英語で「有言実行」のニュアンスに近い表現です。
- practice what you preach
意味:説いていること(preach)を実行(practice)する。言行一致。 - walk the talk
意味:話したこと(talk)を歩む(walk)、つまり実行する。有言実行。 - follow through on one’s words
意味:自分の言葉を最後までやり通す。 - put one’s words into action
意味:自分の言葉を行動に移す。
「有言実行」の心構え
「有言実行」は、目標達成への強い意志を示し、周りからの信頼を得る上で非常にポジティブな力を持つ言葉です。
宣言することで、自分自身に良いプレッシャーをかけ、モチベーションを高める効果も期待できます。
しかし、一方で注意も必要です。
一度口にしたことを実行できなければ、「有言不実行」となり、かえって信頼を失ってしまうリスクがあります。
「有言実行」を目指すには、宣言することの重みを理解し、目標達成に向けて粘り強く努力し続ける覚悟と責任感が伴います。
まとめ – 有言実行の持つ力
「有言実行」とは、口にした目標や約束を必ず成し遂げる、強い意志と責任感を示す四字熟語です。
比較的新しい言葉ですが、言ったことを実現する誠実な態度は、多くの場面で高く評価されます。
自らを鼓舞し、周囲の信頼を得る力を持つ一方で、実行できなかった場合のリスクも伴います。
「不言実行」とどちらが良いかは状況や個人の考え方によりますが、「有言実行」を貫く姿は、目標達成への強い意志の表れとして、多くの人に勇気や感銘を与えることでしょう。
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