もくじ
「青二才」の意味・語源・由来
意味
「青二才」とは、経験が浅く、未熟な若者を指す言葉です。
また、そうした人を軽んじたり、あざけったりする際にも使われます。
年が若く、頼りないことを意味する表現です。
語源・由来
「青」は未熟なこと、「二才」は若い魚や馬など動物を指す言葉です。
もとは、武家奉公の最下級の若者を「青二才」と呼びました。
年端もいかない未熟者、経験の浅い者といった意味合いが含まれています。
「二才」は、もともと2歳になった馬や魚を指す言葉でした。
そこから転じて、人間の若年者に対しても使われるようになり、「青」と組み合わさることで、未熟さを強調する言葉となりました。
「青二才」の使い方(例文)
- 「あんな青二才に、このプロジェクトを任せるのは時期尚早だ。」
- 「青二才のくせに、生意気な口をきくものではない。」
- 「彼はまだ青二才だから、失敗しても仕方がない。」
- 「青二才扱いされるのは悔しいが、実力不足は否めない。」
- 「ベテラン社員から見れば、私たちは皆、青二才かもしれない。」
「青二才」の類義語
- 若輩者(じゃくはいもの): 年が若く、経験の少ない者。
- 小僧(こぞう): 年の若い未熟な男の子。生意気なニュアンスを含む。
- 新米(しんまい): ある分野に入って日が浅く、未熟な人。
- ひよっこ: 経験が浅く未熟な人をあざけっていう言葉。
- 未熟者(みじゅくもの):技術や知識がまだ十分に身についていない者
「青二才」の対義語
- ベテラン: 長年の経験を積んだ熟練者。
- 古参(こさん): その組織や集団に古くからいる人。
- 老練家(ろうれんか): 経験を積んで、物事に慣れている人。
- 熟練者(じゅくれんしゃ): 経験を積んで、技術が巧みな人。
使用上の注意点
「青二才」は、相手を未熟者と見下すニュアンスを含む言葉です。
目上の人に対して使うのは失礼にあたります。
また、親しい間柄でない人に使うのも避けたほうが良いでしょう。
「青二才」の英語表現
greenhorn
意味:未熟者、世間知らず、初心者
例文:
He is still a greenhorn in this field.
(彼はこの分野ではまだ青二才だ。)
wet behind the ears
直訳:耳の後ろが濡れている
意味:未熟である、世間知らずである
例文:
Don’t be so hard on her, she’s still wet behind the ears.
(彼女にそんなに厳しくしないで。彼女はまだ青二才なんだから。)
まとめ
「青二才」とは、経験が浅く未熟な若者を指す言葉です。
相手を見下すニュアンスがあるため、使う際には注意が必要です。
類語や対義語、英語表現もあわせて覚えておくと、表現の幅が広がるでしょう。
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