笑止千万

四字熟語
笑止千万(しょうしせんばん)
短縮形:笑止

8文字の言葉し・じ」から始まる言葉
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「笑止千万」の意味 – 甚だしく愚かで呆れるさま

「笑止千万」とは、この上なく愚かで、ばかばかしく、呆れてしまう様子を表す四字熟語です。

相手の言動や状況が、常識から考えてあまりにもおかしく、まともに取り合う気にもなれない、といった強い非難や嘲笑の気持ちが込められています。

「笑止千万」の語源・由来 – 二つの言葉の組み合わせ

この言葉は、「笑止」と「千万」という二つの言葉が組み合わさってできています。

  • 笑止:もともとは「笑うべきこと」「滑稽なこと」という意味合いでしたが、次第に「愚かでみっともないこと」「気の毒なこと」という意味も含むようになりました。
  • 千万:「千」も「万」も非常に大きな数を表すことから、「程度がこの上なく甚だしいこと」「極まっていること」を意味します。古くは「千万(せんまん)」とも読みました。

つまり、「笑止千万」は、「笑止」の意味を「千万」で強調し、「この上なく愚かでばかばかしい」「呆れ果ててものも言えない」という強い感情を表しているのです。

「笑止千万」の使用される場面と例文 – 相手への強い非難や嘲笑

「笑止千万」は、相手の言動や考え、あるいは置かれている状況が、あまりにも愚かしく、常識外れで、話にならないと感じた時に使われます。
強い非難や軽蔑、嘲笑のニュアンスを含むため、使う相手や場面には注意が必要です。
ビジネスシーンや公の場での使用は、相手を深く傷つけたり、人間関係を損なったりする可能性があるため、避けた方が賢明でしょう。
親しい間柄であっても、相手への配慮を忘れないようにしたい言葉です。

例文

  • 「今さらそんな言い訳をするなんて、笑止千万だ。」
  • 「彼の計画はあまりに現実離れしていて、笑止千万としか言いようがない。」
  • 「あれだけ準備不足で成功すると思っていたとは、笑止千万な話だ。」

「笑止千万」の類義語 – 似た意味を持つ言葉たち

「笑止千万」と似たような、呆れや嘲笑の気持ちを表す言葉はいくつかあります。

  • 噴飯物(ふんぱんもの):あまりのおかしさに、食べているご飯を噴き出してしまうほどのもの、という意味。笑止千万よりもユーモラスな響きがありますが、同様に強い嘲笑を含みます。
  • 片腹痛い:そばで見聞きしていて、あまりの愚かしさや滑稽さにおかしくてたまらない、という気持ち。相手を小馬鹿にするニュアンスがあります。
  • ちゃんちゃらおかしい:全くばかばかしくて話にならない、おかしくて仕方がない、という意味。笑止千万よりも口語的で、やや軽い響きがあります。
  • 馬鹿馬鹿しい:愚かでくだらない、という意味。笑止千万に比べると、直接的な非難の度合いは低いですが、呆れの気持ちが含まれます。

これらの言葉は、それぞれニュアンスや使われる場面が異なりますので、状況に応じて使い分けることが大切です。

「笑止千万」の対義語 – 賞賛や感心を表す言葉

「笑止千万」が強い非難や嘲笑を表すのに対し、正反対の、賞賛や感心、尊敬の念を表す言葉としては、以下のようなものが考えられます。

  • 感嘆(かんたん):深く感心して、ため息をつくほど素晴らしいと思うこと。
  • 称賛(しょうさん):相手の行いや功績を褒めたたえること。
  • 天晴れ(あっぱれ):実に見事だ、素晴らしいと感心する気持ちを表す言葉。
  • 敬服(けいふく):相手の人格や才能、行動などに深く感心し、尊敬の念を抱くこと。

※ これらは「笑止千万」の直接的な対義語ではありませんが、評価の方向性が正反対であると言えます。

「笑止千万」の英語での類似表現 – 英語で伝える「ばかばかしい」

英語で「笑止千万」のニュアンスに近い表現としては、以下のようなものが挙げられます。

  • ridiculous
    意味:ばかげた、とんでもない、おかしい
  • absurd
    意味:不合理な、ばかげた、常識はずれの
  • preposterous
    意味:非常識な、途方もない、ばかげた

これらの単語は、文脈によって「笑止千万」が持つ「あまりにも愚かで呆れる」というニュアンスを伝えることができます。
例えば、”That’s absolutely ridiculous!”(まったくもって笑止千万だ!)のように使われます。

まとめ – 「笑止千万」が示す強い侮蔑と使う際の配慮

「笑止千万」とは、この上なく愚かで呆れるさまを表し、相手への強い非難や嘲笑を含む四字熟語です。

その強い侮蔑のニュアンスゆえに、使う相手や場面を慎重に選ぶ必要があります。
不用意な使用は人間関係を損なう危険があるため、特に公の場や目上の人に対しては決して使うべきではありません。

言葉は時に強い力を持つことを忘れず、相手への配慮をもって適切な表現を選ぶことが大切です。

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