もくじ
「青天白日」とは? – 3つの意味を解説
「青天白日」は、主に3つの意味を持つ四字熟語です。
- よく晴れ渡った天気:文字通り、青く澄み切った空に太陽が白く輝いている、非常によい天気を指します。
- 心にやましいところがないことのたとえ:一点の曇りもない青空のように、心に隠し事や後ろめたいことが全くない、潔白な状態を表します。
- 疑いが晴れて無実が証明されることのたとえ:かけられていた疑いがすっかり消え去り、無実であることが明らかになる状況を指します。
現代では特に、2番目と3番目の比喩的な意味で使われることが多い言葉です。
語源 – 澄み切った空が象徴するもの
「青天白日」は、「青天」と「白日」という二つの語から成り立っています。
- 青天(せいてん):青く澄み渡った空。
- 白日(はくじつ):白く輝く太陽。真昼。
この「一点の曇りもない青空と、白く輝く太陽」という情景が、心に何の隠し立てもない「潔白さ」や、疑いがきれいに晴れた「無実の状態」を連想させることから、比喩的な意味で使われるようになりました。
中国の古典、例えば唐代の詩人・杜甫の詩の一節「青天白日は愁いを洗い去る」などにも、澄み切った情景と心の状態を結びつける表現が見られます。
使われる場面と例文 – 天気から心の潔白さまで
「青天白日」は、その意味に応じて様々な場面で使われます。
例文(天気の描写)
- 「運動会当日は、まさに青天白日の空が広がった。」
例文(潔白の表明)
- 「私に関する疑惑は事実無根であり、青天白日の身であることを主張します。」
- 「彼の誠実な人柄は、青天白日の心を持っていることの証だ。」
例文(疑いが晴れる)
- 「長年の捜査の末、ついに彼は青天白日の身となった。」
- 「証拠の発見により、事件の真相が明らかになり、被告は青天白日となった。」
類義語・関連語 – 似た意味を持つ言葉たち
潔白さに関連する言葉
- 潔白無垢(けっぱくむく):清らかで、まったく汚れがないこと。
- 清廉潔白(せいれんけっぱく):心が清らかで私欲がなく、行いが正しいこと。
- 明鏡止水(めいきょうしすい):曇りのない鏡と静かな水面のように、心が澄みきって落ち着いているさま。(心の状態の類似)
疑いが晴れることに関連する言葉
- 雪冤(せつえん):無実の罪や汚名をすすぐこと。
- 汚名返上(おめいへんじょう):悪い評判を取り除くこと。
天気に関連する言葉
- 快晴(かいせい):気持ちよく晴れ渡っていること。
- 日本晴れ(にほんばれ):雲一つなく、よく晴れ渡った天気。
対義語 – 曇りや疑いを表す言葉
潔白でないことに関連する言葉
- 後ろめたい:やましいことがあって気がとがめるさま。
- やましい:良心に反することがあって、떳떳(たった)でない。
疑いに関連する言葉
- 疑心暗鬼(ぎしんあんき):疑いの心があると、何でもないことまで恐ろしく疑わしく思えること。
- 疑惑(ぎわく):疑わしく思うこと。
天気に関連する言葉
- 曇天(どんてん):空一面に雲が広がっている天気。
- 雨天(うてん):雨の降る天気。
英語で伝える「青天白日」
「青天白日」のニュアンスを英語で表現する場合、意味合いによって使い分けられます。
潔白・無実の意味
- innocent:無実の、潔白な。
- clear (of blame/suspicion):(非難や疑いについて)潔白な。
- vindicated:潔白が証明された、正当性が証明された。
天気の意味
- a clear blue sky:澄み切った青空。
- broad daylight:白昼、真昼。(白日の部分)
まとめ – 「青天白日」が示す潔白と希望
「青天白日」という言葉は、澄み渡る空と輝く太陽のように、一点の曇りもない潔白さや、疑いが晴れて真実が明らかになる希望を表しています。
やましさのない清々しい心や、困難の末に無実が証明される瞬間は、この言葉が描く光景のように、明るく晴れやかなものです。
「青天白日」は、誠実であることの大切さを改めて思い出させてくれる、力強いメッセージを持つ言葉と言えるでしょう。
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