日本の国技として古くから親しまれ、多くの人々を魅了してきた「相撲」。
力士たちの激しいぶつかり合い、土俵上の厳粛な雰囲気、そして独特の伝統文化は、私たちの言葉の中にも深く根付いています。
「待ったなし」「土俵際」「番狂わせ」など、相撲の世界(角界)で生まれた言葉が、知らず知らずのうちに日常会話で使われていることも少なくありません。
この記事では、相撲に由来したり、関連したりすることわざ、慣用句、四字熟語などを集め、その意味や背景をご紹介します。言葉を通して、相撲の世界の奥深さに触れてみましょう。
角界(かくかい/かっかい)とは
相撲界、特に大相撲の世界全体を指す呼び名です。「角力(すまい)」に由来し、力士や行司、親方衆などで構成される、独自の伝統としきたりを持つ社会全体を示します。
相撲由来の「ことわざ」について
相撲の世界からは多くの「慣用句」が生まれましたが、一般的な教訓や風刺を含む、いわゆる「ことわざ」として広く認識されているものは少ないようです。
これは、相撲の言葉が具体的な状況描写や勝負の世界に根差した表現が多いことによるのかもしれません。
相撲に由来・関連する【四字熟語】
力士の精神性や相撲の世界観が反映された四字熟語。(五十音順)
- 一番勝負(いちばんしょうぶ):
一回限りで決着をつける、やり直しのきかない真剣な勝負のこと。相撲の一番一番がまさにこれにあたります。 - 満身創痍(まんしんそうい):
体中が傷だらけである状態のこと。激しい稽古や数々の取組によって、多くの怪我を負いながらも戦い続ける力士の姿を想起させます。 - 勇往邁進(ゆうおうまいしん):
目標に向かって、恐れることなく、わき目もふらず勇ましく突き進むこと。力士が稽古や土俵に臨むひたむきな姿勢に通じます。
■次のページは、「相撲に由来・関連する【慣用句】」です。(沢山あります。)
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