龍・竜のことわざ・慣用句・四字熟語
- 竜頭蛇尾(りゅうとうだび):
初めは勢いが良いが、終わりは振るわないことのたとえ。 - 竜の雲を得たるが如し(りゅうのくもをえたるがごとし):
英雄や豪傑が、才能を発揮する機会に恵まれることのたとえ。 - 竜虎相搏つ(りゅうこあいうつ):
実力が伯仲した強者同士が激しく戦うことのたとえ。 - 画竜点睛(がりょうてんせい):
物事の最も肝心なところ。最後の仕上げ。 - 登竜門(とうりゅうもん):
立身出世のための関門。 - 逆鱗に触れる(げきりんにふれる):
目上の人を激しく怒らせること。(竜のあごの下にある逆さに生えた鱗に触れると竜が怒るという伝説から) - 雲は竜に従い、風は虎に従う(くもはりゅうにしたがい、かぜはとらにしたがう):
優れた君主のもとには、必ず優れた臣下が現れることのたとえ。 - 竜の鬚を蟻が狙う(りゅうのひげをありがねらう):
弱者が無謀にも強者に立ち向かうことのたとえ。 - 竜の髭を撫でる(りゅうのひげをなでる):
非常に危険なことをするたとえ。 - 竜と心得た蛙子(りゅうとこころえたかえるご):
つまらないものを、立派なものだと勘違いすることのたとえ。 - 竜の雲を得る如し(りゅうのくもをうるごとし):
英雄豪傑などが機を得て活躍するさま。
河童のことわざ・慣用句
- 河童の川流れ(かっぱのかわながれ):
その道の達人でも、時には失敗することがあることのたとえ。「猿も木から落ちる」と同義。 - 陸に上がった河童(おかにあがったかっぱ):
得意な分野や場所を離れて、力を発揮できないことのたとえ。 - 河童に水練(かっぱにすいれん)」:
よく知っている人に教えることの愚かさや、見当違いで無駄なことのたとえ。
その他
- 麒麟も老いては駑馬に劣る(きりんもおいてはどばにおとる):
どんなに優れた才能を持つ者でも、年老いて衰えれば、能力の劣る者にも劣るようになるということ。 - 狼狽(ろうばい):
慌てふためくこと。狼と狽という伝説上の動物が、狼が前足、狽が後ろ足の動物で、離れると動けなくなることから。
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