【中学受験】絶対に覚えたい!よく出ることわざ一覧。国語対策。出題例も。

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中学受験の国語では、ことわざに関する問題が頻繁に出題されます。
ことわざを正しく理解し、使いこなせるかどうかは、得点に大きく影響するだけでなく、文章全体の読解力を高める上でも非常に重要です。

「ことわざは数が多いから、覚えるのが大変…」と苦手意識を持っている人もいるかもしれません。
しかし、中学受験でよく出ることわざには一定の傾向があり、頻出度の高いものから効率よく覚えていくことが可能です。

この記事では、中学受験の国語で必ずと言っていいほど出題される、最重要のことわざを厳選して紹介します。
意味や例文を確認するだけでなく、効果的な覚え方や、実際の入試問題の出題パターンも解説します。

ことわざをマスターして、国語の得点アップ、そして志望校合格を目指しましょう!

中学受験でよく出題されることわざ一覧

ここでは、中学受験で特によく出題されることわざを、ジャンル別に分けて紹介します。
各ことわざの詳しい意味や使い方は、リンク先の個別ページで確認してください。

動物が登場することわざ

自然・天候に関する ことわざ

  • 雨降って地固まる:もめごとや悪いことがあった後は、かえって良い状態になること。
  • 焼け石に水:わずかなもので、効果がないこと。
  • 月とすっぽん:二つのものが比較にならないほど違うこと。
  • 風前の灯火:危険が迫り、消えてしまいそうな状況。
  • 雷同付会:自分の考えがなく、他人の意見にすぐ同調すること。

体の一部を使ったことわざ

  • 頭隠して尻隠さず:悪事や欠点の一部を隠しただけで、全体を隠せていないこと。
  • 目から鱗が落ちる:あることをきっかけに、急に物事の真相がわかるようになること。
  • 口は災いの元:うっかり話したことで災いを招くことがあるから、言葉には注意すべきだということ。
  • 耳にたこができる:同じことを何度も聞かされてうんざりすること。
  • 鼻が高い:誇らしい気持ち。得意な様子。
  • 歯が立たない:相手が強すぎて、全くかなわないこと。
  • 腹を割って話す:隠し事をせず、正直に話すこと。
  • 肩を並べる:対等の立場になる。

数字の入ったことわざ

その他の重要ことわざ

ことわざの効果的な覚え方 – 3つのステップ

ことわざを効率よく覚えるための、3つのステップを紹介します。

  1. まずは意味を理解する:
    ことわざの文字面だけでなく、そのことわざが伝えたい意味をしっかりと理解しましょう。今回紹介したリストのように、グループ分けして覚えるのも効果的です。
  2. 語源と例文で使い方を覚える:
    ことわざが実際にどのように使われるのか、例文を通して確認しましょう。自分で例文を作ってみるのも良い練習になります。
  3. 繰り返し復習する:
    一度覚えただけでは忘れてしまいがちです。カードや問題集などを活用して、繰り返し復習しましょう。

中学受験 ことわざ問題の出題例

実際の中学受験では、ことわざはどのように出題されるのでしょうか?
典型的な問題パターンをいくつか見てみましょう。

問題例1

次のことわざの意味として最も適切なものを選びなさい。

「猫に小判」

ア. 価値のあるものを大切にすること。
イ. 価値のわからない人に貴重なものを与えても無駄なこと。
ウ. どんなものでも役に立つこと。
エ. 努力すれば必ず報われること。

【解答】

問題例2

次の文に合うことわざを書きなさい。

いくら注意しても効果がない。まさに、(       )だ。

【解答例】 馬の耳に念仏

【問題例3】

次の会話文を読み、空欄に当てはまる最も適切なことわざを、後の選択肢から選びなさい。

Aさん:「サッカーの試合、うまくいかなかったけど最後まで全力で頑張ったよ!」
Bさん:「それは素晴らしいね! まさに(  )だね。」

ア. 石の上にも三年
イ. 七転び八起き
ウ. 馬の耳に念仏
エ. 二兎を追う者は一兎をも得ず

【解答】 イ(七転び八起き)

問題例4

次の文中のことわざの使い方として、誤っているものを選びなさい。

ア. 彼はいつも自慢話ばかりしている。まさに「口は災いの元」だ。
イ. 努力が実って、志望校に合格できた。「石の上にも三年」だ。
ウ. 彼女は、初めてスキーをしたのに、とても上手に滑っていた。「猿も木から落ちる」とはこのことだ。
エ. 重要な書類をなくしてしまった。「覆水盆に返らず」で、もうどうしようもない。

【解答】
ウ  (「猿も木から落ちる」は、名人が失敗することのたとえ。初めての人が上手なのは、このことわざには当てはまらない)

問題例5

次の二つの文が、ほぼ同じ意味になるように、(  )に適切なことわざを入れなさい。

次の文とほぼ同じ意味になるように、(  )に当てはまることわざを、後の選択肢から選びなさい。

  • 一度失敗してしまったことは、もう元には戻せない。
  • (       )。

ア. 雨降って地固まる
イ. 覆水盆に返らず
ウ. 急がば回れ
エ. 石の上にも三年

【解答】

問題例6

(記述問題)
「情けは人のためならず」ということわざの意味を説明しなさい。

【解答例】
人に親切にすれば、その親切が巡り巡って、やがて自分に良い報いとなって返ってくる、という意味。

問題例7

(記述問題)
「急がば回れ」ということわざの意味を説明しなさい。

【解答例】

  • 近道は工事中だった。急がば回れで、遠回りして行くことにした。
  • 難しい問題は、急がば回れで、基礎からじっくりと復習したほうがいい。

まとめ

中学受験国語で頻出の「ことわざ」は、合否を分ける重要な要素です。
この記事で紹介した頻出ことわざをしっかり覚え、問題演習を繰り返すことで、国語の得点力を向上させることができます。
ことわざ学習を通して語彙力や読解力を高め、自信を持って入試本番に臨んでください。

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